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【勉強法本レビュー】「まとまった時間が取れない」こそ強み?実行力の低下を感じる大人脳に最適な勉強法

大人の資格試験勉強法

こんにちは。aoitoriです。

資格試験の勉強を始めようと思ったのに行動に移せない、はじめてはみたものの三日坊主・・・
そんなお悩みは、脳の基礎体力が落ちていることが原因かもしれません。

また、仕事や家事や育児があるしまとまった勉強時間が取れないから無理・・・
と感じている方も、大人の脳はむしろそれを強みとして利用することができそうです。

そんな大人の脳に適した勉強法を、『一生頭がよくなり続けるもっとすごい脳の使い方』(加藤俊徳・著、サンマーク出版)よりご紹介します。

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実行力が落ちたと感じたら、大人の脳の特性に合わせた勉強法を

司法試験や予備試験のような難関資格試験の合格を目指す場合、「やり切ること」が一番のハードルだったりします。

特に勉強に専念できる学生時代とは異なり、仕事や家事や育児を抱える大人の兼業受験生はなおさらでしょう。

そんな方々に読んでいただきたいのがこちらの本です。

 この本は大人の脳の基礎体力を上げて、あなたに「ずっとやりたかったことを最後までやり切る」力を与える書です。
 資格取得を目指している大人には「合格」をプレゼントします。

本書の著者によると、年齢を重ねてくると、自分がやりたいと望むことなのに実行に移せない、実行力の弱った大人が増えているとのこと。

その原因は、左脳の思考系脳番地の働きが落ちていることだそうです。

「脳番地」の概念は本書の著者の前著で詳細に説明されています。

本書では、さまざまな働きを担う脳の各部位の働きと連携をよくして、脳の基礎体力を上げ、実行力を高めていく方法が紹介されています。

その中から特に、大人の脳に最適な勉強法についてご紹介していきたいと思います。

大人の脳にはテーマを決めた小刻み学習が最適

本書によると、大人の脳に最適な勉強法は、「テーマを決めた小刻み学習」とのことです。

 大人脳にとって効率のいい勉強法のポイントは、次の3つです。
・飽きっぽい脳の特性に合わせて、1回の勉強時間の目安を20分くらいまでにした「小刻み学習」をする。
・テーマ学習で長期記憶のフォルダを作りながら勉強する。
・学んだことを脳内でクルクル回す「余韻学習」も含めて勉強時間を設定する。

それぞれの具体的方法と最適とされる理由について見ていきましょう。

短時間学習で脳を発火させ記憶に残す

本書によると、脳のニューロンの発火(ファイアリング)により学んだことが記憶されるとのこと。

そして、ファイアリングが強いほど記憶に残りやすくなります。

長時間の勉強では脳がファイアリングしにくいとのこと。
そのため、時間を短く区切った「小刻み学習」の方が脳にとって効率がいいのです。

具体的には、

 大人脳が効率よく勉強するための目安は、20分。

それ以上は脳の働きが鈍ってしまいます。

そこで、20分勉強したらいったん休憩を挟むことが脳にとって必要です。

この休憩は長時間である必要はなく5分弱がちょうどいいそうです。

さらにもう一点、「小刻み学習」の利点が紹介されています。

 また、20分という短い時間の中で「わかった!」という感覚が得られると、理解系脳番地のピークを作りやすく、勉強への理解度を格段に高めてくれます。

「小刻み学習」は、記憶に残りやすく理解度も高まる勉強法ということですね。

その時間に勉強する内容は1テーマに絞る

「小刻み学習」で学習する内容は、一区切りにつき1テーマが鉄則とのことです。

 勉強したことを長期記憶に送るときには、たとえば英語の学習なら「単語」「リスニング」「文法」「長文読解」などのラベルをつけて保管しておくことで、後々、思い出したい時に長期記憶から引っ張り出しやすくなります。

パソコンでたとえるなら、フォルダを作って関連する文書や資料を保存していくのと同じこと。

そのため、時間の区切りごとにフォルダを作るイメージで、一区切りの時間で扱うのは1テーマに限るのが、脳にとっては効率的ということです。

「小刻み学習」と合わせて「1テーマ最大20分」の勉強法ということになりますね。

余韻学習で記憶を強化

本書によると、「余韻学習」とは、直前に勉強した内容を脳内で振り返り、考えることです。

「余韻学習」を行うことで、学んだことの脳への定着率がアップします。

その理由は次のように説明されています。

 学んだことを脳内で繰り返す頻度が高ければ高いほど長期記憶に刻まれやすいので、直前に勉強したことをもう一度振り返り、勉強中とは違う形でさらにインプットすることで記憶が強化されるのです。

さらに、効果を格段にアップさせるのがウォーキングをしながらの余韻学習。

 ウォーキングは、忙しい社会人が衰えさせがちな運動系脳番地を刺激して脳全体を活性化させるという素晴らしい効果があります。

小刻み学習の合間の休憩時間に取り入れたり、朝勉強したら出かける際の道のりで学んだ内容を振り返るようにしたり、実践しやすい方法ですね。

繰り返す頻度が高ければ高いほどいいということなので、ついついスマホを触ってしまいそうなちょっとした空き時間に取り入れてみるのもいいかもしれません。

▼私が予備試験・司法試験の受験生だった時に利用していた講座はこちらです。
講義のチャプターの区切りが時間ごとではなくテーマごとで短時間なので、「小刻み学習」にぴったりです。



今日もお読みいただきありがとうございました。
みなさまの合格に向けて参考にしていただければ幸いです。