こんにちは。aoitoriです。
私がおこなった内容をもとに、アガルートアカデミー法律実務基礎科目対策講座を使った勉強法をご紹介します。
ロースクール等での学習経験がない予備試験受験生にとってはとっつきにくい法律実務基礎科目についての学習方法を具体的に知りたい方におすすめです。
対策に迷うなら予備校講座の受講がおすすめ
法律実務基礎科目は、ロースクールや実務での経験がないとどう対策をしていいのかわからない割に、予備試験の論文式試験で配点が大きい、要注意な科目です。
民事実務の要件事実論の部分は市販の教材も充実してきましたが、その他の部分や刑事実務の方はまだまだ、これをやっておけば予備試験の論文対策として必要十分、という教材がないのが実情ではないでしょうか。
そのため、独学や必要な予備校講座のみピンポイントで受講することを予定している方でも、実務基礎については予備校講座の活用をおすすめします。
予備試験に必要な範囲のみを効率的に学習することが可能です。
▼私はアガルートアカデミーのカリキュラムに入っていたこちらの講座を受講しました。ガイダンスやサンプル講義もあるのでチェックしてみてください。
まずは講義を受講、その後過去問で問題演習
学習方法としては、まずは講座を受講します。
この際、7科目の総合講義とは違い、線を引いたりするよう指示があるので、そのつもりでいましょう。
総合講義と同じつもりで受講を開始すると、講師の指示には従っておきたいのに、「ペンはどこだ?」といったことになります。
そして特に刑事実務は、条文を引くようにしましょう。
講義中にもそのように指示があると思います。
引くべき条文は刑事訴訟法や刑事訴訟規則が主で、テキストにも引用されていますが、ご自身の六法を使うことをおすすめします。
短答対策としても役立ちます。
講義の視聴終了後はいきなり過去問で大丈夫です。
起案まではできない場合でも、こんなことを聞かれてこんなふうに答えればいいんだ、ということを早いうちから確認しておきましょう。
▼予備試験の論文過去問解析講座はこちらです。ガイダンスやサンプル講義もあるのでチェックしてみてください。
要件事実だけは基本書の併用も念頭に
短期間、短時間での合格を目指すなら、むやみに教材を増やすことには慎重であるべきと考えていますが、民事実務の要件事実についてだけは、基本書=大島本の併用をおすすめします。
大島本は予備試験受験生、法科大学院生向けに書かれていて、試験対策として必要十分であり、文章もとてもわかりやすいからです。
また、アガルートの講義はかなり詳しいところまでコンパクトにまとめられているので、細かいところの整合性を自力で読み解けない部分があったりします。
そういった「ここどういうこと?」と疑問に思った部分の該当箇所だけでも確認するようにするといいと思います。
口述対策としては必読書といえるので、早いうちに入手して読み進めておいて損はないです。
姉妹本のAmazonでの書籍紹介が魅力的すぎです。
おすすめの受講時期
7科目だけでもかなりのボリュームなのに、さらに選択科目、実務基礎科目、とインプット講座だけでもかなりの時間数になり大変ですが、インプット系はとにかく早く終わらせたいので、実務基礎科目対策講座もできるだけ早い時期に受講を開始しましょう。
後回しにして短答終了後、なんてことにならないように。
実務基礎科目は範囲が広くインプット講座の時間数も多いので、放置しておくと大変なことになります。
また、7科目や選択科目とは違う独特の分野なので、それに慣れる必要もあります。
私は総合講義300の後に取り組みました。
今は選択科目との兼ね合いもあるので、総合300の後、選択科目と並行して受講するか、選択科目の前後で受講するのがいいと思います。
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▼私が使用した教材別の勉強法はこちらの記事でまとめています。
そこで、私が実際に行った具体的な勉強法を教材別にまとめました。
▼司法試験合格までの3年間の勉強内容のまとめはこちらです。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
みなさまの学習の参考にしていただければ幸いです。