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大人の資格試験勉強法|無駄にならない学習計画の立て方

大人の資格試験勉強法

こんにちは。aoitoriです。

資格試験の勉強を進める場合、小学校の頃の授業等とは違って、自ら計画を立てるというのが必要不可欠なことかと思います。

しかし、綿密な計画を立てたはいいものの、実行できずに結局無駄になってしまった、ということはないでしょうか。

そのような事態を避けられる学習計画の立て方をお伝えします。

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計画を立てる目的は・・・

突然ですが、資格試験の勉強を進めるにあたって計画を立てる目的はなんだと思いますか?

合格までにやるべきことをもれなく実行するため?

締切りを作ってモチベーションを上げるため?

あるいはただ単に計画通りに実行するのが気持ちいいから?

どれも正解だと思いますが、計画を立てること自体に時間をかけすぎずに効率的に勉強を進めようとした場合、一番重視すべき目的は、

理想のペースを把握すること

だと思います。

私自身、このことに気がついたのは、予備試験に合格し司法試験に向けた勉強を開始したあたりでした。

もともと計画を立てたり、それを表にしたりするのが好きだったこともあり、計画を立てること自体にかなりの時間を使い、しかも、実行能力は低いため計画倒れ。

何度も、そしてたくさんの時間を無駄にしてしまいました。

資格試験の勉強に十分な時間が取れない方は特に、計画を立てること自体に時間をかけすぎずに、「理想のペースを把握する」ことができる程度の計画を立てたら、勉強自体に取りかかりましょう。

具体的にどういうことか説明していこうと思います。

計画通りに進むことはないと心得る

まず、なぜ綿密な計画が無駄になってしまうかついてですが、それは、計画を立てても計画通りに進むことはないからです。

その原因は2点あります。

まず、確保できる勉強時間が流動的で予測できない理由によって減ってしまう点。

そして、自分の学習スピードを正確に見積もれない点です。

2点目は、学習とは新しいことを学ぶこと=未知の領域なので当たり前のことですが、忘れがちな点だと思います。

この両面について今持っている情報なり感覚なりをもとに予測して計画を立てることが、楽観的で実行できない計画になってしまう原因だと思います。

そして、綿密な計画であればあるほど立てるのに時間がかかり、時間を無駄にしてしまう、というわけです。

全体的な計画はざっくりとしたもので十分

綿密な計画は無駄になるとわかったところで、では計画は不要か、というと決してそんなことはありません。

計画を立てずに進めようとすると、資格試験の勉強はわからないことだらけでキリがなく、細かいことに必要以上に時間をかけることになってしまうからです。

これを防ぐために、試験日までの受験期間を通して「理想のペースを把握できる」計画を立てます。

受験期間全体の計画は、理想のペースが把握できればいいのでざっくりしたもので十分です。

具体的には、とりあえず今持っている情報を前提に、合格までに最低限やるべきことは何か、を考え、試験日までの期間に応じて割り振っていきます。

インプット講義はトータル何時間あって、自分が勉強できる時間は1日何時間だから、これくらいの期間で終わるな、

それが終わったら問題演習。

短答と論文とどの教材を何周すればいいか、そうすると、1周にかけられる期間はこれくらいだな、

といった具合です。

インプットの方は講義時間や基本書等のページ数をもとにかかる時間・期間が見積りやすいと思います。

しかし、アウトプットの方は自分の力量との関係で見積りにくいし、学習が進むにつれてかかる時間も変わってくるので、試験日までに何を何周したいかから考えて、そこから1周に使える期間を割り出すといいと思います。

試験日までの計画はこれで十分で、1日に何を何問、といった細かい計画はこの段階では立てません。

具体的な計画は2ヶ月単位がおすすめ

試験期間全体についてざっくりとした計画が立てられたら、1日単位で何をどれくらいすればいいかを把握するために、具体的な計画を立てていきます。

具体的な計画は試験日までの全体について立てる必要はありません。

先述の通り、どうせ予定通りには進まないからです。

どれくらいの期間について具体的な計画を立てればいいかというと、2ヶ月がおすすめです。

1ヶ月だと短すぎて予想外のことがあったときに修復が効かないし、2ヶ月を超えると長すぎて中だるみが生じてしまうからです。

さらに司法試験予備試験受験生にとっては、予備試験の短答から論文までが約2ヶ月なので、この期間にどれくらいのことができるかを把握できるようになる、という利点もあります。

ここでも細かくなりすぎないよう、1日で何問、1週間で何問、2ヶ月後にはどこまでできていればOK程度で十分です。

そしてできれば、インプット、短答、論文どの段階、あるいはどの教材でも2ヶ月で1周できる分量に内容を調整できるといいと思います。

その理由は後述します。

計画よりも実行して修正

ここまで計画の立て方にかなりの文字数を使って説明してまいりましたが、大事なのはここからです。

ざっくりとした計画を立ててある程度の見通しが立ったら、とにかくすぐに実行に移すこと

実際に実行してみてどれくらいの時間が確保できて、どの教材にどのくらいの時間がかかるのか、現実を把握していきます。

計画通りに進まないのは当たり前なので、計画通りに進まないことで自分を責めたりやる気をなくしたりしないでください。

そうではなく合格に少しでも近づくにはどうしたらいいかという視点から、やるべきことを厳選していきます。

計画通りに進まないと計画を立て直したくなりますが、そうではなく学習の進め方の方を調整していきます。

具体的には、2ヶ月という締切りは変えずに、短答であれば年度数を絞ったり、論文であれば問題提起から結論の流れだけとか論証部分だけとか習得するテーマを絞ったりして、予定通りの期間で1周が終わるようにします。

このようにやるべきことを修正しつつ1周、また1周と周回を重ねていくため、2ヶ月程度の短い期間で1周することをおすすめします。

1度で多くのことをやろうとして長い期間かけてやりきれないよりも、とりあえず最低限のところだけでも1周して、さらにそれにプラスアルファをしてと周回を重ねていく方が、全く手付かずの分野を残して試験日を迎えるよりも安心・安全です。

同じ問題を期間を置いて何度も繰り返すことになるため、記憶に定着しやすくもなります。

そして、受験勉強中はあれもこれもやらなければ受からないと思いがちですが、思ったよりも基本的な部分に合格ラインはあり、やろうと思っていたこと全てをできなくても十分合格できてしまうものです。

合格後を想像し、それに向けて計画を練るのは楽しいですが、それだけでは合格できません。

ざっくりと見通しを持てたら、とにかく実行。
うまくいかない部分は実行しながら修正していきましょう。

▼実行したことの記録にはウィークリーバーチカルの手帳がおすすめです。

▼勉強の進め方に迷ったときはこちらを参照していました。

▼私がお世話になった予備校はこちらです。



今日もお読みいただき、ありがとうございます。
みなさまの合格に向けて、参考にしていただければ幸いです。