こんにちは。aoitoriです。
年末年始のお休みをはさみ、今週からいつもの生活に戻った方々も多いのではないでしょうか。
資格試験受験生のみなさま、年末年始は思うように学習を進めることができましたか?
年末年始は仕事や学校がお休みで思う存分勉強できた!という方もいらっしゃる一方で、年末年始はむしろ忙しかったり、いつもと生活パターンが違ったりで、思うように試験勉強が進められなかった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方に向けて、資格試験の勉強中に学習のペースが乱れてしまった、あるいは、学習を中断してしまった場合の対処法をお伝えします。
行為規範と評価規範は分けて考える
学生の頃、民訴の勉強をしていて、行為規範と評価規範を分けて考える、という学説に出会いました。
以降、その考え方が気に入っていて、生活の随所で活用させていただいています。
特定の行動を起こす前の規範(〜すべきというルール)と特定の行動を起こした後の規範(事後処理のルール)を分けて考える、というものです。
これを資格試験の勉強に当てはまると、
行為規範としては勉強は本当に少しでもいいので毎日続けるべきです。
しかし、何らかの理由で勉強を中断してしまった場合、評価規範としては切り替えが重要、です。
資格試験の勉強はどんなに忙しいとき、体調がすぐれない時でも、本当に些細なことでもいいのでできることを用意しておいて、継続することが重要です。
しかし、それができなかった場合、自分を責めたり、もうダメだと諦めてしまったり、あるいは一から学習をやり直したりするのは時間の無駄です。
数日勉強を休んだところで、試験日までにやるべきことが終わってさえいれば試験の合否に影響はありません。
どうすれば試験日までに学習すべきことを終えられるかという思考に、頭を切り替えましょう。
中断後の学習習慣の戻し方
勉強を中断してしまった後、すぐにいつも通りのペースで学習を再開できればいいのですが、なかなかそうもいかないことも多いと思います。
特に、年末年始などの行事の後は、勉強以外のやるべきこともたまっていたりして、身の回りを整えるのにも時間がかかります。
そういう時期に無理をして一気に元の学習習慣通りの内容をこなそうと思うと、うまくいかなくて余計にストレスがたまり、勉強を苦痛に感じる原因になってしまいます。
そこで、そんな場合は無理をせずに、少しずつ学習習慣を取り戻していくことを意識するといいと思います。
資格試験の勉強の開始時と同じように、焦らず少しずつ、勉強の時間を増やしたり、学習内容の負荷を高めていきましょう。
予備試験・司法試験の例でいえば、まずは短答過去問や論証集の「使い方」講座の周回を重ねるなど、気負わずできるところから再スタートするといいでしょう。
再スタートの際にしてはいけないこと
ほんの数日の中断なら問題なく、ライトな内容から始めてすぐに元の学習に戻ることができると思います。
しかし、中断したのが学習の初期だったり、長期間に及んでしまった場合、絶対にやってはいけないことがあります。
それは、学習をはじめからやり直すことです。
学習初期に中断してしまったり、中断が長期間に及んでしまった場合、学習した内容を忘れてしまった気がして、心機一転またはじめから学習し直したい気持ちに駆られることがあります。
しかし、この誘惑に乗ってはいけません。
資格試験の勉強にあたって重要なことは、試験日までに試験範囲を最低でも1周はすることです。
はじめに戻ってやり直していると、1周目が終わるのが余計に遅くなり、今後も中断しなければならない状況が生じうることを考慮すると、試験日までに終わらせることが困難になってしまいかねません。
これまでに学習したことを忘れてしまっていても大丈夫。
いったん先に進んで2周目でもう一度取り組めばいいと割り切って、中断したところから先に進みましょう。
▼年末年始など家族の用事で忙しい時期は、論証集の「使い方」講座や総合講義100を音声ダウンロードしたものを聴いて勉強しない日を作らないようにしていました。
再スタート時のライトな内容の学習としてもおすすめです。
▼論証集の「使い方」はこちらから受講できます。ガイダンスやサンプル講義もあるので、ぜひチェックしてみてください。
▼総合講義100はこちらから受講できます。ガイダンスやサンプル講義もあるので、ぜひチェックしてみてください。
▼机に向かうなら短答過去問が一番気楽で、とりあえずのとっかかりにしていました。
▼今年の判例六法、色が渋くて好きです。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。