こんにちは。aoitoriです。
兼業受験生の方等、予備校等のカリキュラム通りに学習が進められない受験生の方もいらっしゃると思います。
そういったご事情のある方にとって、合格までにどれくらいの勉強時間が必要なのか、ご自身の可処分時間との関係でどれくらいの期間を確保すればいいのか、気になるところではないでしょうか。
そこで、学習開始から予備試験・司法試験に合格するまでの3年間の勉強時間をまとめてみました。
予備試験、司法試験合格までの勉強時間
予備校講座の受講を開始してからの勉強時間を計算してみたところ、
- 予備試験合格まで:1100時間56分
- 司法試験合格まで:1787時間10分
でした。
学習期間が2019年6月終わり頃から2022年5月中旬までの約35カ月なので、平均するとだいたい
- 51時間/月
- 12時間/週
となります。
期間ごとの内訳は以下の通りです。
1回目の予備試験論文試験まで
2019年6月〜2020年10月。
予備校講座の受講を開始してから、1回目の予備試験の短答に合格し、論文式試験が終わるまでの勉強時間は、
- 674時間15分
でした。
2020年はコロナ禍で試験の日程が3カ月ほど延期された年です。
2回目の予備試験口述試験まで
2020年11月〜2021年10月。
1回目の予備試験の論文終了から2回目の口述終了までの1年間の勉強時間は、
- 424時間41分
でした。
司法試験まで
2021年11月〜2022年5月。
予備試験の口述終了後から1回目の司法試験までの勉強時間は、
- 686時間14分
でした。
1年目、2年目は、勉強時間を確保し、学習を継続するの試行錯誤していて、ほとんど勉強しない月が何カ月もありました。
3年目は、予備試験合格で勉強方法に自信が持てたこと、学習習慣が身についていたこと、口述から司法試験まで6カ月しかない焦りがあったことから、大きな中断なく学習を進めることができました。
内容別の勉強時間
内容に応じた勉強時間は以下の通りです。
インプット
- 総合講義300:136時間53分
- 総合講義100:232時間23分
- インプット系合計:406時間57分(知財含む)
総合講義300は1度視聴したのみです。
理解できる範囲でできるだけ速い速度で試聴しました。
総合講義100と知財の総合講義は音声ダウンロードを利用し、1.5〜2倍速で繰り返し聴きました。
4〜5回聴いたと思います。
論証
- 329時間59分
論証集の「使い方」講座を繰り返し聴きました。
論文対策
- 448時間40分
主に重要問題習得講座のテキストを用いた学習の時間数です。
短答対策
- 549時間36分
主に短答過去問を用いた学習の時間数です。
実務基礎・口述対策
- 117時間14分
予備試験の法律実務基礎科目対策と口述対策を合わせた時間数です。
基本書
- 37時間55分
隙間時間に基本書を読んだ時間数です。
まとめ
予備試験経由で司法試験を受験する場合、最低でも1年目の予備試験と翌年の司法試験の2年間は勉強を継続しなければなりません。
まとまった勉強時間を確保するのが難しい兼業の受験生の方はさらに長期戦になることもあると思います。
こういった長期戦に臨む場合、とにかく継続することが重要です。
そのためにも、あくまで無理のない範囲で勉強時間を確保し、それをコンスタントに続けることに重点をおくといいと思います。
私の場合、予備試験の短答や論文終了後に、うまく切り替えられずに全く勉強しない月を作ってしまいがちでした。
そして、その結果、次の試験までに時間がないからと焦って詰め込む、というような波のある勉強の仕方になってしまいました。
このようなやり方は、精神衛生上よくないし、休んでいる間に勉強のリズムややり方を忘れてしまうので、効率もよくないです。
週に12時間、月に51時間ならなんとか確保できそうな気がしませんか?
それくらいの量でも3年間で合格できるので、思うように進まないからと焦ったり諦めたりせずに継続しましょう。
内容面では、私の場合、短答対策に時間をかけすぎた反面、論文対策にかけた時間が不足していると思います。
具体的には、予備試験も司法試験も論文の過去問対策がほとんどできていません。
短答対策は1問1問丁寧に取り組むことで繰り返しの回数を減らし、その分論文の過去問対策を充実させられていれば、もう少し余裕を持って合格できたのではないかと思います。
▼予備試験、司法試験合格までの勉強内容はこちらの記事でまとめています。
▼私が受講した予備校講座はこちらです。ガイダンスやサンプル講義もあるのでチェックしてみてください。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
みなさまの勉強の参考にしていただければ幸いです。