こんにちは。aoitoriです。
予備試験・司法試験の山場、論文式試験の対策として、特に時間がない受験生向けの効率的な勉強法をまとめてみました。
論文対策の2本の柱のうち論証を覚える学習についての解説です。
問題演習は本体。論証を覚えてパーツを作る
効率のいい論文対策は問題演習と論証を覚える作業の2本立てがおすすめです。
プラモデルなどを組み立てる際、まず手足や頭などのパーツを作ってから本体を組み立てますよね。
その本体を組み立てる作業が問題演習で、パーツを作る作業が論証を覚えること、というイメージです。
問題演習の中で論証を覚えていくこともできますが、別に論証を覚えておくと問題演習がスムーズに進みます。
▼論文対策の本体、問題演習についてはこちらの記事で解説しています。
論証集の「使い方」講座を繰り返し聴く
私の具体的な使用教材と勉強法については、アガルートの論証集の「使い方」講座の講義の音声をダウンロードして繰り返し聴いていました。
▼論証集の「使い方」はこちらから受講できます。ガイダンスやサンプル講義もあるので、ぜひチェックしてみてください。
▼予備試験合格までの全てがセットになったカリキュラムはこちらから詳細をご確認ください。
電車や徒歩での移動中や家事の間など、机に向かうことはできないけど頭はそれほど使っていない時間に、スマホとイヤホンを使ってひたすら繰り返しました。
生活の中に組み込むことができ、特別に時間を確保する必要がないので、主婦や社会人の方などの兼業受験生の方に特におすすめの勉強法です。
▼イヤホンは電車・車の音や掃除機・水を流す音にも負けないノイズキャンセリング機能付きのものがおすすめです。
▼アガルートアカデミー論証集の「使い方」講座を使用した勉強法についてはこちらの記事でまとめています。
無理せず覚えるコツは暗記ではなく想起
聴く勉強で注意しなければならないのは、聞き流してしまうと学習効果が低いという点です。
かといって一生懸命覚えようとするのも効率的ではありません。
効率的に覚えるコツは、繰り返し思い出すこと=想起することです。
そして、効率的な学習のポイントは、ちょっと頑張ればできることを行うことです。
これらの原則を組み合わせて、テーマを決めて思い出しながら繰り返し聴く方法がおすすめです。
1周目は総合講義でやったことを思い出しながら、2周目は論点の結論を音声が流れる前に思い出しながら、3周目は論点の理由づけを音声が流れる前に思い出しながら、聴き進めるといった感じです。
こうして繰り返していると覚えようとがんばらなくても、自然と記憶に定着していきます。
ここで注意していただきたいのが、回数を重ねることを目的にしないことです。
その周回で習得したいことを明確にして取り組み、疑問点が出てきたらテキストを確認したり、もう少し詳しい講義を聴いたりします。
私は予備試験合格後、論証集の「使い方」の代わりに総合講義100の音声を聞いていた時期もあります。
「使い方」より詳しい内容が、中級者が知りたいポイントに絞って解説されているのでおすすめです。
▼総合講義100はこちらから受講できます。ガイダンスやサンプル講義もあるので、ぜひチェックしてみてください。
私は論文対策のメインである問題演習でつまずき、圧倒的に論文対策の時間が足りなくなってしまいました。
しかし、なんとか論文を受けにいこうと考え論証集の「使い方」を繰り返し聴く学習を始めたところ、論文対策がスームーズに進み始めました。
論文対策は分量も多く長い道のりですが、少しずつステップアップしていけば合格に辿り着きます。
私と同じように論文対策で迷走していらっしゃる方がいらっしゃいましたら、問題演習と並行して論証を覚えること、試してみてください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
みなさまの合格に向けて参考にしていただければ幸いです。